矢倉

矢倉とは


相居飛車の将棋で「互いに矢倉囲いを作ってジックリと戦う戦型(相矢倉)」及び、「相手が矢倉囲いを作っているところに攻めかかっていく戦型(急戦矢倉)」の両方を合わせて、矢倉と呼んでいます。

標準的な矢倉は▲7六歩△8四歩▲6八銀(1図)から始まります。

(1図)
Yagura_1
(初手より7六歩△8四歩▲6八銀まで;1図)



2011年現在では居飛車党が後手番になったときの「2手目△8四歩問題」も有り、2手目△3四歩に対しても、先手が矢倉に持ち込む手段も模索されています。また後手を持って矢倉に誘導できないかという試みも有ります。これらのやや変則的な矢倉については、後で別に解説して、ひとまずここでは標準的な矢倉のみに関して説明します。

1図以下は通常後手は△3四歩と角道を開きます。この手に対して以前は▲7七銀、現在は▲6六歩が主流となっています。

なお、4手目に△8五歩と伸ばすのは矢倉になった場合、△8五桂の余地を無くして、後手の変化が狭くなるのであまり得では無さそうです。△8五歩以下後手が棒銀の超急戦に出てもキチンと受けられると、攻め切るのは容易では無いので、あまり良い指し方では無さそうです。

▲7七銀から▲6六歩に主流が交代したのは、矢倉囲いを作るため7七に銀を上がると、銀が中央から遠ざかり、矢倉中飛車や、5筋交換型(阿久津流・郷田流)で後手から攻められると中央が薄くなっているという欠点が有るからです。

先手番で矢倉に誘導する棋士は、通常は後手の急戦矢倉を受けて立つよりも、相矢倉にする方を好むと考えられ、少しでも後手からの急戦矢倉の変化を消している▲6六歩の変化の方を選ぶのであろうと思われます。

1図以下は、新矢倉24手組みと言われる形(2図)に進行するのがメインの進行です。(▲7七銀型の進行については別項で解説)

(2図)
Yagura_2
(1図以下△3四歩▲6六歩△6二銀▲5六歩△5四歩▲4八銀△4二銀▲5八金右△3二金▲7八金△4一玉▲6九玉△7四歩▲6七金右△5二金▲7七銀△3三銀▲7九角△3一角▲3六歩△4四歩まで;2図)

2図までの手順で大事なところは、後手の△5二金を見るまで▲7七銀と上がらないことです。このような手順は高橋道雄先生が、若い頃から指し続けていたそうで、目立ちにくいところですが、道筋をしっかり付けた功績が有ると思います。

現代の矢倉では2図以降、主として▲6八角と上がる森下システムと▲3七銀と上がる形とに分かれます。▲3七銀型に対しては後手が△6四角として、3筋交換を牽制する指し方が主流で、以下玉を囲いあった後、すぐに▲4六銀と上がって攻撃陣形を作る▲4六銀▲3七桂戦法と、▲2六歩から後手の形を見ながら攻撃を作る加藤流に分かれます。(新矢倉24手組みも参照してください)



相矢倉

▲3七銀戦法(△6四角型)

加藤流

▲4六銀▲3七桂戦法

▲6五歩急戦


▲3七銀戦法(その他の形)

△4三金型vs3筋交換型

△8五歩型

脇システム


森下システム

後手棒銀

後手4手角

後手△4三金右△7三銀型

後手スズメ刺し(△5二金型)

後手△4三金右△9五歩型


その他の相矢倉

▲3五歩型(▲3七銀保留型)






矢倉24手組の旧型相矢倉

先手スズメ刺し

▲2九飛戦法

3筋・7筋交換型


その他の相矢倉

腰掛け銀型






その他の矢倉関連項目



藤井流矢倉早囲い

▲7六歩△3四歩型▲6六歩からの矢倉

▲7六歩△3四歩型▲5八金右からの矢倉


大山矢倉


  • 最終更新:2014-04-14 04:01:28

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