鈴木流▲7四歩(先手石田流)
石田流の鈴木流▲7四歩とは先手石田流の戦型の一つで、初手から▲7六歩△3四歩▲7五歩△8四歩▲7八飛△8五歩▲7四歩(1図)とする戦型の事です。
(1図)
この▲7四歩は鈴木大介八段が2004年5月、銀河戦の対桐山清澄九段戦で指した手です。これまでは石田流側が不利になると考えられていた手ですが、実は成立すると鈴木八段が見出しました。「鈴木新手」とも呼ばれています。
以下後手には△6二銀か△7四同歩の応手があります。
△6二銀の場合、▲7三歩成△同銀▲2二角成△同銀▲7三飛成△同歩▲7四歩で先手有利です(2図)。
(2図)
△7四同歩の場合は▲同飛ですが、ここから後手には△8八角成、△7三歩の応手があります。
- 最終更新:2011-04-02 19:24:59